楽天モバイルではテザリングに関して、
「NTT docomoの端末では一部の機種を除いてデザリングのAPNの設定変更が行えないため、ご利用いただけません。NTT docomoの端末以外においてはデザリングが使用できる場合がございますが、当社では動作確認を行っておりません。」
とホームページに記載しています。
実際には、ドコモのAndroid端末を除いてテザリング機能を利用することができます。テザリングを利用した場合も費用は一切かからず無料です。
機種 | テザリング | 料金 | |
---|---|---|---|
docomo | Android | × | 無料 |
iPhone | ◯ (iOS8・iOS9もOK) |
||
SIMフリー | Android | ◯ | |
iPhone | ◯ (iOS8・iOS9もOK) |
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テザリングとは…
テザリング機能のあるスマートフォンをアクセスポイント(親機)として、ノートPC、タブレットやゲーム機などをインターネットに接続する機能です。
例えばWiFiルータを持ってなくても、楽天モバイルの格安SIMが入ったスマートフォンのテザリング機能を利用して、屋内、屋外に関係なく、ノートPC、タブレットやゲーム機をインターネットに接続できます。
楽天モバイルSIM+ドコモAndroid端末のテザリング
docomo発売のアンドロイド端末に楽天モバイルのSIMカードを入れても、テザリングはできません。(テザリング以外の通信や通話などは全く問題なくできます。)
テザリングできない理由は?
なぜテザリングできないのかというと、ドコモ発売のAndroid端末には、テザリング接続をすると強制的にAPNを「dcmtrg.ne.jp」に切り替える設定のプログラムが保存されているからです。
APNは「Access Point Name(アクセスポイント名)」の略で、スマートフォンやタブレットなど携帯電話の回線を利用してデータ通信を行う端末でインターネットに接続する場合に、接続先を指定するために必要な名前・文字列です。
本来、楽天モバイルのSIMカードを入れたスマホなどでテザリング接続をする時には、APNは「rmobile.jp」または「vdm.jp」でなければなりません。しかし、楽天モバイルSIMの入ったドコモ発売のAndroid端末では、自動的に「dcmtrg.ne.jp」へ接続してしまい、「rmobile.jp」または「vdm.jp」へは接続できません。
楽天モバイルSIMとドコモandroid端末の組み合わせでテザリングした時に接続してしまうAPN「dcmtrg.ne.jp」は、ドコモのSPモード契約者だけが利用できるAPNなので、ドコモのSIMカードが挿さったスマートフォンなどでしか利用できず、楽天モバイルのSIMカードが挿さったスマートフォンなどでは、APN「dcmtrg.ne.jp」への接続権限がなく、APNに接続できないので、テザリングもできません。
SIMロックを解除したらテザリングできる?
ドコモのスマートフォンは、2011年4月以降に発売された機種なら、SIMロック解除手数料3,000円を払えば、SIMロックの解除が可能です。また、2015年5月以降に発売された機種では、ドコモ契約者がパソコンからSIMロックの解除を申し込む場合にはSIMロック解除手数料は無料となっています。
SIMロックを解除したらテザリングもできるようになるのではと思うかもしれませんが、SIMロックの有無とテザリングの可否に関係性はなく、残念ながらSIMロックを解除したスマホでも楽天モバイルSIMではテザリングできません。
SIMロックを解除しても、APNが楽天モバイル契約者が利用できる「rmobile.jp」または「vdm.jp」へ接続できず、強制的にドコモのSPモード契約者専用の「dcmtrg.ne.jp」へ接続してしまう問題点は解消されないので、あいかわらずテザリングはできないままです。
楽天モバイルの格安SIMをドコモ端末に入れて使う場合、データ通信や音声通話に関してもSIMロックを解除する必要はありません。SIMロックがかかったスマートフォンで楽天モバイルの格安SIMを使うことができます。
テザリングできない解決策は?
楽天モバイルとdocomo発売のandroid機種でテザリングができない問題には解決策がないと言うわけではありません。
root化してテザリング
docomoのandroid端末でも、root化と呼ばれる行為をすればテザリングができるようになります。
root化は簡単に言うと、andoroidプログラムを書き換えて、問題点だった「dcmtrg.ne.jp」へ強制的に接続してしまう部分を変更してしまう方法です。
プログラム変更後は、テザリング機能の起動時に、楽天モバイル契約者が利用できるAPNの「rmobile.jp」または「vdm.jp」へ接続できるようになるので、テザリング接続が可能になります。
ただし、2つの大きなデメリットがあります。
1つ目のデメリットは、全ての機種でroot化ができるわけではないので、root化が可能な機種かどうかを見極める必要があります。
「端末名+root化」のキーワードででグーグル検索して、信頼できる正確な情報を見つけられれば良いのですが、root化が可能な機種かどうかを判断するだけでも、かなり上級者向けだと思います。
2つ目のデメリットは、root作業中の故障です。
root作業中に壊れてしまう可能性がゼロではないのと、万一故障した場合でも、プログラムを改変した端末は保証対象外となってしまいます。そして、プログラムを改変したことは必ず痕跡が残りますので嘘は付けません。
したがって、原則的にroot化はおすすめできませんが、知識や腕に自信がある人やいらない端末がある人はroot化に挑戦してみても良いかもしれません。
楽天モバイルSIM+ドコモiPhoneのテザリング
ドコモから発売されているiPhoneに楽天モバイルの格安SIMを挿入すると、基本的にテザリングできます。
冒頭で説明した通り、楽天モバイルではテザリングの動作確認を発表していませんが、OCNモバイルONEなど他社で発表しているドコモiPhoneでのテザリングの動作確認を参考にすると、最新のiOS9はiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5cで動作確認が取れています。
また、基本的にiOS3.0以降はテザリングできるのですが、iOSはアップデートがあると急にテザリングできなくなることもありえます。実際に、iOS7のアップデートでは楽天モバイルを含めた格安SIM事業者のテザリングが一切できなくなりました。iOS8になって、また格安SIMでもテザリングができるようになりましたが、アップデート次第で今後もできなくなるかもしれないことは頭に入れておきましょう。
もちろんアップデートしなければテザリングができなくなることはありませんが、OSのバージョンが古くなると他の部分で不都合があります。
楽天モバイルとドコモiPhoneの組み合わせで使用する場合は、iOSアップデートをする前には、必ずしっかりと情報を確認するようにしましょう。
楽天モバイル+SIMフリーAndroid端末のテザリング
SIMフリーのAndroid端末に楽天モバイルの格安SIMを挿入すると、基本的にテザリングできます。
先ほど説明した、テザリング時に楽天モバイル契約者が利用できない「dcmtrg.ne.jp」にAPNが強制的に切り替わる仕様は、ドコモから発売されているAndroid端末に特有の仕様なので、SIMフリーのAndroid端末に楽天モバイルのSIMを入れた場合は、楽天モバイル契約者が利用できるAPNの「rmobile.jp」または「vdm.jp」にきちんと接続できるので、問題なくテザリングできます。
docomo発売のAndroid端末のSIMロックを解除したSIMフリー端末では、テザリングができません。
楽天モバイルでSIMと端末をセット販売している格安スマホの機種もSIMフリーのAndroid端末なので、テザリングができます。
楽天モバイル+SIMフリーiPhoneのテザリング
SIMフリーのiPhoneと楽天モバイルSIMの組み合わせで使用した場合、基本的にテザリングできます。
ドコモ発売のiPhoneの場合と同じく、OCNモバイルONEなど他社で発表しているドコモiPhoneでのテザリングの動作確認を参考にすると、OSは最新iOS9で、機種はiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5、iPhone 4s、iPhine 4でテザリングできます。
iPhoneがiOSバージョンでテザリングできない場合もあることは先ほど説明しましたが、iOS8以降のOSにアップデートするなら、iPhone5以降の機種にしたほうが無難です。iPhone4sでiOS8にアップデートすると処理能力が足りなく、カクカクして使いものになりません。
テザリングの設定
■iPhoneの設定方法
1.ホーム画面の「設定」を開きます。
2.「モバイルデータ通信」を開きます。
3.「モバイルデータ通信ネットワーク」を開きます。
4.「モバイルデータ通信ネットワーク」の設定画面を開いて下へスクロールします。
5.「インターネット共有」の項目までスクロールし、楽天モバイルのAPN情報を入力します。
6.「戻る」をタップして、「モバイルデータ通信」の画面の下にある「インターネット共有」を開きます。
7.「インターネット共有」をONにします。
8.「インターネット共有」のタブの下に表示されるネットワーク名、パスワードを確認します。
9.パソコンやゲーム機器などさまざまな外部機器(子機)側でネットワーク名、パスワードを入力します。
10.テザリングで子機と接続された場合、ホーム画面の上部などで「インターネット共有中」と表示されます。
■Androidの設定方法
1.ホーム画面の「設定」を開きます。
2.「ネットワーク設定」を開きます。
3.「テザリングとアクセスポイント」を開きます。
4.「Wi-Fiアクセスポイントを設定」を開いてネットワークSSID、パスワードを確認します。
5.パソコンやゲーム機器などさまざまな外部機器(子機)側でネットワークSSID、パスワードを入力します
6.「テザリングとアクセスポイント」に戻って、「Wi-Fiテザリング」にチェックを入れると、テザリングが開始されます。
テザリングの種類
テザリングの種類(スマートフォンと機器の接続方法)はWi-Fi、Bluetooth®、USBの3種類あり、利用シーンに応じて使い分け可能です。
テザリングの種類 | 特長・メリット |
---|---|
Wi-Fiテザリング | ・タブレット、ゲーム機、Wi-Fi対応デジカメなど対応機器が豊富 ・複数の機器を同時に接続可能 ・高速なデータ通信 |
Bluetooth® テザリング | ・電池持ちがよい(消費電流がWi-Fiテザリングの約10分の1) ・設定が簡単 (パスワード入力不要) |
USBテザリング | ・PCからスマートフォンに給電しながらデータ通信が可能 (機種によってはUSB給電ができない場合があります) ・高速なデータ通信 ・安定したデータ通信(電波の干渉が無い) |
他社SIMのテザリング対応状況
事業者 | docomo | SIMフリー | 料金 | ||
---|---|---|---|---|---|
android | iPhone | android | iPhone | ||
楽天モバイル | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
DMM mobile | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
IIJmio | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
OCNモバイルONE | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
mineo(auプラン) | (au) ◯ |
(au) × |
◯ | × | 0円 |
mineo(ドコモプラン) | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
UQ mobile | (au) ◯ |
(au) × |
◯ | × | 0円 |
NifMo | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
BIGLOBE SIM | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
ぷららモバイルLTE | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
ワイヤレスゲート | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
BIC SIM | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
hi-ho LTE TypeD | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
PLAY SIM | × | ◯ | ◯ | ◯ | 0円 |
楽天モバイルの月額料金・スペック
■プラン月額料金
データSIM | 通話SIM | ||
---|---|---|---|
SMSなし | SMSあり | ||
ベーシック(0GB) | 525円 | 645円 | 1,250円 |
3.1GBパック | 900円 | 1,020円 | 1,600円 |
5GBパック | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 |
10GBパック | 2,260円 | 2,380円 | 2,960円 |
参照:楽天モバイルの月額料金
■スペック
初期費用 | 通信速度 | 3日制限 | |
---|---|---|---|
3,000円 | 下り最大225Mbps、上り50Mbps ベストエフォート(規格上の最大速度) |
3.1GBパック:540MB/3日 5GBパック:1GB/3日 10GBパック:1.7GB/3日 |
|
アプリ | 高速通信ON/OFF | 容量シェア | データ繰り越し |
◯ 楽天モバイルSIMアプリ |
◯ | × | ◯ |
最低利用期間 | 解約手数料 | Wi-Fiスポット | |
データSIM:なし 通話SIM:開通月を1カ月目として12カ月目まで |
データSIM:なし 通話SIM:9,800円 |
× |
楽天モバイルのパックには、高速データ容量が0GBから10GBまでの4つがあります。
テザリングを利用すると高速データの消費量が増えてしまう場合も多いですが、楽天モバイルなら毎月のデータ容量が足りなくなってしまった場合は、料金は割高ですが100MBあたり300円で容量の追加チャージができます。また、月1回までなら、5GBパックから10GBパックなど、パックの変更(無料)も可能となっています。最大で容量10GBまでのパックがあるので安心です。
機能・スペックともに充実していて、楽天モバイルは信頼度の高い安心できる格安SIMです。
テザリング中も高速通信ON/OFF切替えOK!
楽天モバイルでは、「楽天モバイルSIMアプリ」からスイッチ1つで高速通信のONとOFFを切替え可能です。
高速通信ON時の通信速度は下り最大225Mbps、高速通信OFF時の通信速度は最大200kbpsまで遅くなります。OFF時通信速度は、ON時通信速度の(最大)1125分の1ですが、高速通信OFFでもGmail(テキスト)、LINE、ツイッター、Facebookなどはほぼ問題なく利用できます。
この高速通信ON/OFF切替え機能ですが、テザリング中も利用可能です。ただし、例えばタブレットとゲーム機の2台をテザリング接続している場合に、タブレットは高速通信ONで、ゲーム機は高速通信OFFのように端末ごとに切り替えることは残念ながらできません。
3日制限があるのは残念
楽天モバイルには3日(72時間)の合計通信量がパックごとに定められた基準値を超えると通信速度が制限される3日制限の規制があります。
それぞれのパックの基準値は以下のように定められています。
・3.1GBパック:540MB/3日
・5GBパック:1GB/3日
・10GBパック:1.7GB/3日
テザリング機能を使うと必然的に通信量も増えてしまうので、この3日規制にかかってしまうこともあるのではと予想できます。テザリングを使う際にはこの点を頭に入れておきましょう。
大手人気格安SIMでは3日制限が廃止されている傾向にあるので、楽天モバイルで3日制限が残ってしまっているのはとても残念ですね。
スマホのセット販売がお得!テザリング可能機種を紹介
楽天モバイルのメリットとして、セット販売でスマートフォンをお得に購入できます。機種も豊富ですし、楽天スーパーポイントでのポイント還元も考慮すると、安くてお得な端末が結構あります。
そのなかでもテザリング可能なスマートフォンを集めてみました。スマートフォンをWi-Fiテザリング、Bluetooth® テザリングの親機としても利用する場合は、電池の減りが速くなるので、なるべくバッテリー容量の大きな機種をおすすめします。USBテザリングは電池を消費しません。
機種名 | プラットフォーム | プロセッサー/動作周波数 | メインメモリ | バッテリー容量 | SIMサイズ |
---|---|---|---|---|---|
記憶装置 | |||||
SHARP AQUOS SH-RM02 | Android™ 5.0 |
Qualcomm MSM8926 クアッドコア1.2GHz |
2GB 32GB |
2450mAh | nano SIM |
FUJITSU arrows RM02 | Android™ 5.1 |
Qualcomm® Snapdragon™ 410 (MSM8916) クアッドコア 1.2GHz |
2GB 16GB |
2,330mAh | nano SIM |
HTC Desire 626 | Android™ 5.1 |
Qualcomm MSM 8916 クアッドコア 1.2GHz |
2GB 16GB |
2,000mAh | nano SIM |
Acer Liquid Z330 | Android™ 5.1 |
Qualcomm Snapdragon 210 (MSM8909) クアッドコア 1.1 GHz |
1GB 8GB |
2,000mAh | micro SIM |
Huawei honor6 Plus | Android™ 4.4 Kit Kat ※ | Hisilicon Kirin 925 オクタコア(A15/1.8GHz + A7/1.3GHz) |
3GB |
3600mAh | nano SIM micro SIM |
ASUS ZenFone™ 2 Laser |
Android™ 5.0.2 |
Qualcomm® Snapdragon™ 410/1.2GHz | 2GB 8GB / 16GB |
2,070mAh 2,400mAh |
micro SIM |
ASUS Zenfone™ Selfie | Android™ 5.0.2 |
Qualcomm® Snapdragon™ 615 (オクタコアCPU)/1.5GHz + 1.0GHz |
2GB 16GB |
3,000mAh | micro SIM |
ASUS ZenFone 2(ZE551ML) |
Android™ 5.0 | インテル® Atom™ プロセッサー Z3580/Z3560(クアッドコアCPU) | 4GB(Z3580) 2GB(Z3560) |
3,000mAh | micro SIM |
16GB、32GB、64GB | |||||
ASUS ZenFone 2(ZE551ML) |
Android™ 5.0 | インテル® Atom™ プロセッサー Z3580/Z3560(クアッドコアCPU) | 4GB(Z3580) 2GB(Z3560) |
3,000mAh | micro SIM |
SONY Xperia™ J1 Compact | Android™ 4.4 | 2.2GHzクアッドコア |
2GB |
2300mAh | micro SIM |
Huawei Ascend G620S | Android™ 4.4 Kit Kat | Qualcomm MSM8916 クアッドコア1.2GHz |
1GB |
2000mAh (一体型) | micro SIM |
Huawei P8 lit | Android™ 5.0Lollipop/Emotion UI3.1 | Hisilicon Kirin 620 オクタコア(A53/1.2GHz) |
2GB |
2,200mAh | micro SIM |
FUJITSU ARROWS M01 | Android 4.4 | MSM8926 1.2GHz Quad Core |
1GB |
2500mAh | micro SIM |
ASUS ZenFone 5 | Android 4.4.2 | Qualcomm® Snapdragon™ 400 (クアッドコアCPU) |
2GB |
2110mAh | micro SIM |
※Android 5.1.1へアップデートできます
公式サイト:楽天モバイル